4:45起きの予定が2時に目が覚める。外を見ると雪、雪、雪!飛行機は問題ないだろうけど空港行きのバスは大丈夫かと少し心配しながら友だちと新宿で待ち合わせ。特に何事もなく成田に着く。空港は何回来ても気持ちが躍る。11時過ぎの飛行機に搭乗する。
重たく垂れ込めた曇天を突き抜けた先はあたりまえだけど晴天。仮眠を取りたかったけど空腹で眠れなかった。14時半ごろに到着。12月ぶり。空港では自分の好きなグループの誕生日を祝う広告があった。かわいい。
弘大にあるホテルにチェックインしたあと、汝矣島ナルに向かう。漢江沿いの公園でラーメンを食べることを「漢江ラーメン」というが、それをやるために来た。ブルダックを頼んでさあ食べるぞと口に入れると麺が冷たい。お湯が急速に冷めたんだろうか。真冬のような強風に吹かれながら食べる麺はけっこう苦行に近かった。
麺は冷たかったが、夕日がきれいだった。Lampのアートワークのような写真が撮れた。川沿いから街の中をまっすぐ進んで現代ソウルに行く。12月に初めて来てたくさん買い物をしたところだ。平日夜にかかわらず人がたくさんいる。
欲望が容赦なく刺激され、自分の中で何か覚醒していくのを強く感じた。悩んだ末にFADのジャージとスカートを買った。爆買いしたあとのアイスは何よりもおいしい。
夜は冷えたが歩いていればあまり気にならないくらいの寒さ。合井にあるミュージックバーに向かう。入りづらい雰囲気だったがドアを開けると快く迎えてくれた。フィッシュマンズがかかっていた。
チャラチャラしておらず落ち着いた場所ですごく居心地がよく、長居した。途中で友だちがShazamしても曲が出てこないと言っていたのでDJの前まで行き、これは誰の歌ですか?と韓国語で尋ねるとレコードを見せてくれた。友だちに撮ってもらった写真を送ってもらったら自分の顔があまりにも不細工すぎて、ほとんど絶望に似た思いを感じる。自分への暴力的な衝動を静かに抱いていると、Talking Headsの"Once In A Lifetime"がかかった。人生は一度きり。
ミュージックバーから徒歩でホテルに帰宅。ソウルに来るたびに、街が東京と似ているのに確かに違う、不思議な気持ちになる。