240715 - 0721

7/15 月
祝日。昨日から梅雨空が戻っている。朝食はサンド。ホテルのサービスを頼み、部屋まで持ってきてもらった。

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昼前にチェックアウトし、日本橋のカフェに行ったりアイスを食べたり銀座まで歩いてぶらぶらする。一昨日ほぼ眠れなかったことといつもと違う環境で寝泊まりしたからか疲弊でぐらぐらし、そのことに頭を持っていかれた。いちおう記念日なのに100パーセント楽しみきれなかったことにけっこう悔しい気持ちがある。渋谷で食べたお茶漬けが優しい味で泣きそうになった。18時前に帰宅し、とにかく眠かったので20時にはベッドに入る。寝る前に彼に感謝を込めたようなラインをする。

 

7/16 火
日記書き忘れた。よく眠れた。

 

7/17 水
ここ数日なんだか日記を書いたり短歌を作ったりするのが億劫になってきてる。

 

7/18 木
集中力が全然ない。仕事があまりはかどらなかった。先週から夏風邪をこじらせている。思えば毎年夏になるとちょっとした風邪を引いている。

 

7/19 金
仕事のあと池袋へ。相変わらず苦手な街。急に油そばが食べたくなってお店に入る。カウンターで隣にいた社会人カップル(たぶん)が食べている写真を撮りあっていて、わたしと彼は写真を取る習慣がほとんどないことを思い出す。

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新文芸坐に向かい、オルミ『婚約者たち』を見る。そういえばずいぶん前にもここで同じ監督の『就職』を見た。よかった記憶があったが、当時の日記を読み返すといまいちと書かれていた『婚約者たち』も見終わったあとは個人的にはそこまでだなと思ったが、時間が経ってロマンチズムの極北のようないくつかのシーンを思い出してうっとりしていることに気づく。

 

7/20 土
友だちふたりと会う。新丸子で待ち合わせてアイスを食べる。写真を撮っていたらアイスがどんどん溶けてきて焦った。

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中目黒に移動し、ファミレスで終わらないおしゃべり。オタクの友だちなのでアイドルの話ばかりしていた。ふたりは10代の若い新人アイドルに夢中になっている。わたしもそのグループのMVなどを見たが、あまりにもまぶしく青く幼く、ポカリスウェットのCM的なコンセプトでかなり苦手だと思った。ふたりの話を聞きながら、なぜ自分はそんなポカリ的な世界観が昔から苦手なんだろうと考えていた。大人が提案・提供している青春がなんかダメなのかもしれない。

 

7/21 日
夕方に彼とごはんを食べに行く約束をしていた。それまでは家で昼寝をしたりストレッチをしたりだらだら。ここ数日ジャンクなものばかり食べていたので井の頭公園近くの定食屋に。久しぶりに玄米を食べた。身体にいいものを食べた反動でまたジャンクなものを食べたい欲求が若干ある。
金曜の夜に映画を見に行ったからか、三連休でもないのに週末が長い気がしてなんとなくいい気分。リモートワークだと仕事終わりにどこかに寄るということができず、着替えて家から出ないといけないのでかなりめんどくさいといえばめんどくさいが、退勤後に家を出てレイトショーを見ることがすごく贅沢でボーナスステージのように感じられた。またやろう。

今週の一曲/Kelly Lee Owens "Love You Got"

240708 - 0714

7/8 月
リモートワークの運動不足を解消することとリフレッシュ目当てでジョギングをしていたが、最近あまりにも暑いので夜も外に出る気にならずしばらくさぼっている。運動をしない日は90〜120カロリーくらいしか消費しないのでこれはよくないなと思いつつ、しばらく暑さと蒸し暑さに勝てる気がしない。

 

7/9 火
日記書き忘れた日。コンサートの前日だったのでうきうきしてた。

 

7/10 水
しばらくコンサートだらけの日々を送っていたが一旦これで最後。午前で早退し、新宿で友だちと待ち合わせてごはんとお茶。てきとうな時間に水道橋に向かう。

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一番好きなグループ、TXTのはじめての東京ドーム公演だった。
好きになって3年半くらいが経つけれど、いつからかグループへの愛着には痛みを伴い、自分のあらゆる選択がオタクとしての活動に収斂されていった。だから自分の人生を生きている気がせず、そんな自身がいやで、年末から春くらいにかけてブログでしょっちゅうオタクでいるのがつらいみたいなことを言いまくっていた。そろそろ今回のツアーで彼らのファンでいるのをやめようと思っていた。この日はもちろん楽しみでもあったが、自分の心の中で大事にしていたものの終わりを見つめる覚悟を持って入場した。

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ネタバレ防止と称して5月のソウル公演からSNSをほぼ見ていなかった。でもそのおかげでグループやファンダムといい距離を取れていたと思う。前みたいに異常にのめりこんだりファンダムの渦中にいることもなく、これまでで最もフラットな距離感で彼らを見つめた。だからものすごく熱狂的なファン目線とは少し違うかもしれないが、それでもものすごく楽しかったし、5人が愛おしかった。この感情は以前の、アイドルを見にソウルや台北などを飛び回っていたころや、現場に行きまくっていた時期に感じていたものとは明らかに違う何かだった。あの頃感じていた人生のすべてをめちゃくちゃに揺さぶられ力づくで救われる激烈さ、強力な鎮痛剤のようなものではなかった。さえない日々をほのかに照らされるような、そんな優しい感情だった。
もう誰かのオタクでいることをやめようと思いながらドームに来た。かつては、あの頃は、自分の感情の濁流に意思もなく流されるようにしてオタクをしていた。今は彼らを好きでいることを自分で選択して、わたしはもう少しここにいることにした。
この思い出さえあれば生きていける、そんな祈りに似た記憶があるだろうけど、その新しい思い出が今日のコンサートだった。わたしはこれからお守りのようにこの日を大事にするのだろう。

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(アンコールのみ撮影可だった)

 

7/11 木
昨日の余韻にぼんやりしながら仕事。退勤したあと新大久保で友だちとごはん。ひたすら楽しい。歳も職業も生活圏も違う人とアイドルを通して友だちになれることのすばらしさを噛みしめた。

 

7/12 金
仕事の都合で行けなくなった人から名古屋公演のチケットを譲ってもらえることになった。オタクとしてエンジンがふたたびかかっているが、前みたいにめちゃめちゃになるのは嫌なのでバランスを見て自制しながら楽しみたい。まあちゃっかり公演を追加している時点で自制できていないのかもしれないが……

 

7/13 土
何年か使っていたサンダルが壊れたので新しく買い出かける。涼しいけどとても蒸し暑くてふらふらする。独立系の本屋で欲しい本があったけれど、静かな店内で大きなくしゃみをしてしまったのが恥ずかしくてレジに持っていけなかった。

 

7/14 日
1時半くらいに就寝したが、Apple Watchに1分も睡眠検出されないくらいには眠れず。数日前に生まれて初めてヘアメイクを予約した。プロのヘアメイクは成人式や卒業式にしてもらったけど、そういった式典ではない時に誰かにしてもらうのは初めて。自分でのメイクはいつも10分もしないくらいで終わるけど今回は一時間かけてゆっくりしてもらい、少しずつ丁寧に自分の顔が変わっていくのを見るのはとても楽しかった。ネイルや眉毛サロンに行くたび、人に綺麗にしてもらう行為ってケアそのものだよなと思う。しかし自撮りをしたらありえないくらい盛れず、己のテクニックを呪う。
15時過ぎに日本橋で彼と待ち合わせる。付き合って一年なので記念日的なイベントをしようと小洒落たホテルに泊まり、小洒落たレストランでごはんを食べる予定を立てていた。

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きれいな部屋の写真を撮りたかったがタイミングを逃し、わたしが大の字で仮眠を撮ったあとのタイミングになった

レストランはフレンチのフルコース。こういうお店にめったに来ないので緊張してちょっと気疲れした。普段よく食べている町中華の餃子やラーメンが無性に恋しくなった。でも味はやはりおいしかった。年に一回くらいはこういうのもいい。ホテルに戻ったあと、普段はあんまり言えないことをたくさん話した。修学旅行の夜みたいだった。わたしは彼の前では素直で自己表現がうまい人間のふりをしているけど、なんだかいいこともそうじゃないこともあんまり言えてないなとちょっと反省めいたふうに思った。別にこれは言わなくてもいいことかなと思ったり、あとで一旦持ち帰って自分の中で考えようとその場で言わないままなんとなく時間が過ぎたり、単純に照れる気持ちがが強すぎて何もできないことがよくある。でも言葉にして伝えないと他者はわからないし、わからないままだと他者にとってはわたしの気持ちは存在しないと思われることもあったりするだろう(だから自分にとって大事な人にこそ本心を言うべきだと強く感じた)。
いろいろ話しながら、アイドルになら大好きと簡単に言えるのに、彼にそういったような言葉をかけるときはどうしてこんなにも照れや気恥ずかしさが発生するのかあれこれ考えていた。事務的な言い方をすると、自分がアイドルにかける好きとか愛してるには責任がないからかえって軽々と言えるのだろうなとぼんやり考えながら眠りについた。

今週の一曲/TOMORROW X TOGETHER "Miracle"

240701 - 0707

7/1 月
精神面がどんと落ち込んで崩れて、身体がばらばらになるような感覚に陥る。時期的にPMDDの可能性がかなり高い、というか絶対に、確実に、100パーセントそうだと思う。自分自身に言う。わたしは女性ホルモンのせいで物事を実際とぜんぜん違った方向で見ようとしてる、と。

君去りし人生のことを想いつつ喫茶店で手を握る夜

 

7/2 火
最近うまく起きられない。睡眠と覚醒のあわいをぼんやりと行き来するとようにして、昼前までうとうとしながら仕事をしていた。何もしていないといろいろ考えてつらさに蝕まれる時が多いので何かしたいけど、昨日は何もできなかった。でも今日は筋トレもしたし散歩もした。えらい!
下半期になってしまったが読んで好きだった本、ニューアルバムをまとめた。

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New Dad "MADRA"
Claire Rousey "Sentiment"
The Last Dinner Party "Prelude of Ecstacy"
Erica de Casier "Still"
柴田聡子 "Your Favorite Things"
Khunarunbin "A LA SALA"
Peggy Gou "I Hear You"
Crumb "AMALA"
DIIV "Frog In Boling Water"
The Marias "Submarine"
girl in red "I'M DOING IT AGAIN BABY!"
Charli XCX "brad"

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キム・エラン『唾がたまる』
高瀬隼子『いい子のあくび』
土門蘭『死ぬまで生きる日記』
長井短『私は元気がありません』
台湾文学ブックカフェ『プールサイド』
パク・ソンウォン『都市は何によってできているのか』
ハン・ジョンウォン『詩と散策』
アルバーティ『私たちはいつから「孤独」になったのか』
佐多稲子『キャラメル工場から』

 

7/3 水
ラスト・ディナー・パーティの二次先行の結果が出たがまた取れず。週末に一般があるけどだめな予感しかしない。考え事のしすぎで疲れたところで、わたしはいまいろいろ思考しすぎて暴走しかけているのでは……と思い、友だちに話を聞いてもらおうと連絡する。明日会うことになった。それだけで心がだいぶ軽くなった。

 

7/4 木
夕方に友だちと会う約束のおかげで元気に過ごせた。駅まで歩くと汗が吹き出し、ブラウンのTシャツを選んだことを後悔する。台湾まぜそばを食べながら近況のあれこれを話す。昔から人に何かを相談するのが苦手で溜め込みがちな性格だが、ここ一年くらいで少しずつ人に自己開示と相談をできるようになりつつある。普段は全然そんな感じじゃないのにこのタイミングで会えたのがうれしくて、友だちラブ!と思いながら帰路に着いた。

十四歳の頃見た夕陽焼きついたこの眼を君に渡せたら

猫は鳴く「青青青」と ひんまがる声は海より空より深く

 

7/5 金
夢の中で韓国語を喋っていた。”韓国語を喋っている設定だが日本語を喋っている夢”ではなく、すべて自分が勉強して覚えた韓国語だった。去年は自分なりにすごく一生懸命勉強していた。ふとアイドルに対して関心が以前より薄れてきて、そこから語学への熱量を一気に失ってやめてしまったが、好きな詩や歌詞の訳でもまた始めようかなと思った。

 

7/6 土
朝の10時からラスト・ディナー・パーティの一般があって、張り切っていたけどすぐ売り切れて虚無になる。昼寝をしたりだらだらしたあと、SHINee キーくんのソロコンのために代々木へ。いつもコンサートのギリギリに入場するが、雨が降るらしいと聞き早めに出る。原宿駅に着くと既に雨が降っていて、みるみるうちに豪雨になった。

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キーくんのいるSHINeeはデビュー16年目だ。わたしが彼らをきちんと見知ったのは今年の春くらいで、キーくんのソロコンがあると知ったのが5月末、そこからほぼ一ヶ月で今日を迎えたので、ファン歴が浅すぎる人でも楽しめるかな、という不安がなんとなくあった。でもそれは始まってすぐに消滅した。コンサートにKEYLANDと自分の名前を冠しているように、彼のエンターテイナーとしての・そしてアイドルとしてのプライドがすべての瞬間にほとばしっていた。生バンドとバックダンサーを携え、ソロ公演なので当たり前だけどほぼひとり、MCもすべてとても流暢な日本語(韓国人の彼にとっての外国語だ)で改めて驚いた。そんなキーくんを見ながら、背負っているなと思った。SHINeeのメンバーという栄光、ソロアーティストとしてのプライドを、もちろんKEYLANDを作り上げるチームの長としてコンサートを、背負っている。長年何かを背負って走り続けてきた人にしかない気迫があった。その姿がアイドルとしても、そしてひとりの大人としてかっこよかった。
コンサートのあと、原宿で彼と待ち合わせてうどんを食べた。彼もSHINeeが好きなのでわたしはキーくんのコンサートがいかによかったかべらべらと喋る。向かいのテーブルで大学生の男子がふたり座っていて、明らかにひとりがもうひとりのことを避けたがっていたが、後者は何も気づいてないみたいに朗らかに喋っていたので双方の気持ちを思うといたたまれなくなった。
ユーロは準々決勝だった。イングランド対スイス。雑談をしながらサッカーを見て、サッカーファンの話になる。彼が「日本のサッカーファンを見ていて、サッカーを通して国や地域の文化に関心を持たないのが不思議」と言った。ドイツのチームなのにチーム名はイタリア系の名前であること、かつて日本代表監督を務めたオシムが旧ユーゴスラビアの監督をしていた当時は民族対立による戦争があり、旧ユーゴは優勝確実と言われたのに戦争のせいで本戦に出場できなかったこと、そういうひとつひとつの出来事や決定されたことはすべて文化や政治に関わっているのに、自分の観測範囲のサッカーファンはまったく興味がない、というようなことを話した。
前半はイングランドもスイスもゴールが入らなかった。わたしは特にサッカー好きでもないし夜遅かったので眠ろうと思ったがうまく寝付けず、なんだかんだ薄目で試合を最後まで見た。後半で引き分けになり、延長でも決まらず、PKの結果イングランドが勝った。4時前になっていた。

 

7/7 日
12:30近くまで爆睡。近くのカフェでモーニングというか朝ごはん。日差しが痛かった。夜に都知事選の結果が出て、ひたすら暗い気持ちになる。彼が昨日わたしに話したこと、ひとつひとつの出来事や決定されたことはすべて文化や政治に関わっているのにみんな興味がない、を思い出していた。

今週の一曲/KEY "BAD LOVE"

240624 - 240630

06/24 月
外は32度まで上がったと聞き、ため息をつきかける。いつからかわたしにとっての夏のイメージはきらめきよりも路上に落ちた虫の死骸が太陽にぎらぎらと照らされる、そんな季節になっていった。今日は仕事でやたらと疲れ、いらいらした日だった。

夏の日に路傍で絶える昆虫の背に青春が映っては消えて

 

06/25 火
今日のジョギングではいつもより長い距離を疲れず走れて嬉しかった。仕事は大変だったけど、明日、明後日は有給を取っているのでなんとかやる。

猫を抱きしめながら私は私という砂の器を抱きしめる

 

06/26 水
昼間にラスト・ディナー・パーティの当落があり、落選していた。大人しく二次先行を申し込んだが、誇張抜きでいま世界一パフォーマンスを見たいアーティストなので肩を落とした。そのショックを若干引きずったまま街に出て、落選したからとわけのわからない理由をブルーグレーのアイシャドウを買う。友だちと待ち合わせてカフェをはしごし、ラーメンを食べて東京ドームへ。NewJeansに会いに行く!

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こんなに大きな声で楽しかった!と言いたくなるようなコンサートはいつぶりだろう。NewJeansはもちろん、オープニングDJの250もゲストのYOASOBIもすべてがすばらしく、何も考えられなくなるくらいすべての瞬間ずっとずっと夢中にさせられた。馬鹿みたいな感想だがいい曲を大きな音で聴けることは幸福だし、音楽って楽しい。NewJeansはティーンエイジャーのフレッシュ感をコンセプトにしたグループだが、彼女たちのパフォーマンスや立ち振る舞いは明らかにプロの仕事であって、その "フレッシュさとプロフェッショナルなパフォーマンス" のバランスに彼女たちの確固とした矜持を感じるほかなかった。アンコールで背中に羽がついた衣装を着たメンバーを見ながら、わたしはなぜかふっと感傷が喉に詰まったような思いがした。でも自分のこのしょうもない感傷なんか何も知らないみたいに、カラッとした歓びにあふれた公演だった。幸せに満ち足りた思いで帰路に着きながら、5人の女の子たちに優しい声だけ届く世界であるように祈った。

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ちなみにわたしはグループ最年長のオンニ(お姉さん)のミンジさん推しで、彼女のふとした行動がいちいちハンサムでその都度メロメロになってしまい大変だった。

 

06/27 木
今日も有給。昨晩の余韻に浸りながらぼんやりして過ごし、15時くらいに渋谷に着く。家でトーストを食べたのに暇つぶしで入ったカフェでまた大きなパンを食べる。あとミントチョコの謎のドリンク。カロリーを思うと背筋が凍る。今日の目的は韓国のバンド、シリカゲル。WWW Xにて。

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体感4割から5割くらいが韓国から来た観客のようだった。フロアに入った時、近くにいた韓国人の子が「うわあ、すごい近い!」と興奮していた。いま韓国で最もホットなバンドと言っても過言ではないのだから、現地ではこんなキャパではもう見られないのだろう。オープニングアクトのmaya ongakuもよく、山や森などの自然のあたたかさとそしてそれらがもたらす得体の知れぬ冷え冷えとした恐ろしさがないまぜになっていたみたいだった。シリカゲルは登場SEもなくさらっと始まった。剛鉄の力強く獰猛なバンドサウンドに身体中に電撃が通ったみたいに痺れっぱなしだった。久しぶりのライブハウスで、開演前はずっとやっぱりスタンディングしんどいな、など思っていたがやっぱりここでしか得られない興奮と歓びがある。

 

06/28 金
昨日のスタンディングで疲れた影響なのかわからないがとにかく眠い。まあ仕事中はいつだって眠いのだが、いつもと比にならないくらいの眠気で何をしたのかよく覚えてない。夜はトリュフォー夜霧の恋人たち』を見た。アントワーヌ・ドワネルのような男の子はどうしようもないのだが彼がモテるのもわかるし、身近にいたら自分も絶対好きになってしまうだろうなと思ったのは18、9歳の頃だったが、気づいたらわたしは彼よりも大人になってしまった。

 

06/29 土
期日前投票に行く。投票証明とトレカの写真を撮って上げるムーブが流行ればいいのになと思う。

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そのあとアップリンクホン・サンス『WALK UP』を見る。作中、主人公が神様を見た話をしていて、わたしもわたしの神様のことを思い出していた。整体に行ったら身体だけではなく顔がすっきりして、いつも老廃物を抱えすぎだろと思った。

愛・忍耐・精神のタトゥーいれたあの人は神様かもしれない

 

06/30 日
蒸し暑さにもうだめだ…となりつつ昼過ぎに神保町へ。彼と街をぶらぶら歩く。目当ての本屋は日曜営業していなかった。清澄白河まで出たあとで歩いて菊川に移動し、Strangersでホン・サンス『映画館の恋』を見る。見終わってから新宿三丁目に出て、タイ料理。飲酒してよく酔った彼と、若者というラベルが剥がれかけつつある我々はこれからどう生きればいいのか、どこに向かえばいいのか、周囲と比べて我々は遊んでばかりで幼稚ではないのだろうか、とかそんな話ばかりしていた。彼は「自分は酔わないとこういう話はつらくなってできないので(素面で話せるわたしは)本当にすごい」と言われたが、それができるのはわたしが普段からそんなことばかり考えているからなのだろう。自分の人生を思って昔から死にたがっているわたしを彼は知らない。彼はわたしのことが好きだろうし、わたしも彼のことが好きだし、決定的な何かが起こらない限りわたしたちは一緒だろう。でもおそらく彼の遠い将来にわたしはいないのだろうなとふと感じ、心の中で暗澹たる思いがどろどろと湧き出るのを感じながらヤムウンセンをつついた。
最寄り駅についたらぬるい風が吹いて、スマホのロック画面を見ると6月30日から7月1日に変わった。こんな思いもリセットされたらいいのにと思ったら涙が出てきた。なんでこんなに苦しいのか自分でもわからなかった。tripleSの"Girls Never Die"を再生し続けたが、わたしは無性に死にたかった。その思いから逃れるように夜の街を歩いて歩いて歩いた。

ビロードの夜にくるまり思春期はウィノナ・ライダーの暗い瞳

恋人は知らないだろう「死にたい」と泣きつつ替え玉頼む私を

今週の一曲/NewJeans "Ditto"