トークイベント2件のお知らせ(吉祥寺・百年、下北沢・日記屋 月日)
いまだに信じられないのですが、8月にふたつの書店さんから作家としてトークイベントのお誘いをいただきました。どちらも前々から通っていて、リトルプレスを取り扱ってもらっているお店でもあります。
25/8/1 トークイベント 葉山莉子と犬川蒔「日記」と「付き合うこと」と(吉祥寺・百年)
以前知り合った人からのアイデアで、Tinderで「日記」と名乗りマッチ人たちに日記を送りつづけた葉山さん。そのなかで出会う1人の男性に恋をし、その方からの日記もふくめまとめた本をご自身で出版されました。
犬川さんは継続している日記を定期的にChatGPTに送り、感想をもらう。それを繰り返す中であるきっかけによりChatGPTの存在が犬川さんにとってこれまでとは別のものに変わっていき、それらをまとめた日記の本を出版します。
日記を介してだれかと関係をきずくってどんな感覚なのでしょう。
SNSで不特定多数に向けて公開するのとも、週末に友人と会ってたくさんおしゃべるするのとも異なり、毎日感じたことを記し、それを通じて自身を他者に伝える。好きなこと嫌なこと、恥ずかしさや悲しさ、自分自身の気持ちを知ってもらえる。そこにはなにか安心感が、信頼が生まれるのでしょうか。そんな気になること、聞いてみたいことを、『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト 』と『アフター・アフター・アワーズ 』の著者のおふたりをお招きしてお話していただきます。
自分のなかにある、まだだれにも伝えていない言葉を、でもだれかに伝えてみたい。そこにはどんな感覚があったんだろう。そんな気持ちになにか刺激をくれるような機会になりそうです。
ご注意とお願い イベント中の撮影、録音・録画はお断りいたします。
まずは8月1日(金)19時より、吉祥寺の百年さまにて。百年さんは独立系書店という言葉すら知らなかった高校のころから行っていたお店なので、いまだに信じられない思いとともに感慨深さもあります。
そして、なんとあの『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』の葉山莉子さんとご一緒させていただきます!!!「人と付き合うこと、日記を通して関わること」に焦点を当てて話すと思います。
詳細と、チケットは以下よりお求めいただけます。書籍つきチケットもあります!
葉山莉子と犬川蒔「日記」と「付き合うこと」と
2025年8月1日(金)19:00-20:00 開場18:40
会場:百年
定員:最大50名 会場(オフライン)のみでの開催
参加申込:参加チケット 税込1,500円
もしくは書籍セットご購入の方
※書籍セットはチケット代が100円お得です
対象書籍 『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』(タバブックス刊)1,980円、『アフター・アフター・アワーズ』1,500円
登壇者 葉山莉子(『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』著者)、犬川蒔(『アフター・アフター・アワーズ 』著者)
◾️ 8/1 参加チケット
◾️ 8/1 参加チケット+書籍セット『アフター・アフター・アワーズ』
◾️ 8/1 参加チケット+書籍 『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』
25/8/9 「生活≒日記≒作品?」#2 恋愛(下北沢・日記屋 月日)
日記は個人的な記録でありながら、もっとも小さい創作とも言える営みです。そしてそれは、自分自身や周囲の暮らしのあり方にも深く関わっています。
このトークショーシリーズ「生活 ≒ 日記 ≒ 作品 ?」では、日記をつけ、本などの形で作品として発表している方々をお呼びします。
今回のゲストは、葉山莉子さんと、犬川蒔さんです。実はお二人とも、当店が年に2回開催している日記の即売会イベント「日記祭」に、これまで出店していただいたご縁があります。
日記を書くことが日々を暮らすこととどう結びついているのか、また、日記を作品として公開することの「私的な記録」と「公的な作品」のあいだにある距離や関係についてお話しいただきます。
また、葉山さんの『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』、犬川さんの『アフター・アフター・アワーズ』は、どちらも恋愛やパートナーとの関係性が大きなテーマにもなっています。お二人それぞれの日記のあり方に触れながら、「日記と恋愛」というテーマについても、あわせてお話を伺う予定です。日時: 2025年8月9日(土)15:00〜16:30
場所:ボーナストラック ハウス(日記屋月日の隣の建物)
今回のゲスト:葉山莉子、犬川蒔
会場定員:15名ほど
参加費:会場 2,000円 / 配信 1,500円
・現地会場での開催に加え、リアルタイム配信およびアーカイブ配信を行います。
・トーク後半では、質疑応答の時間を設けます。
次は8月9日(土)15時より、下北沢にある日記屋 月日さん主催のトークイベントです。なんとこちらでも葉山さんとご一緒させていただきます!
百年さんでのイベントでは日記を通した対人関係について主に話すと思いますが、月日さんのイベントでは、日記を書く行為を中心にトークをする予定です。
こちらはアーカイブつきの配信チケットもあります。当日予定があって行けない方、遠方で行けない方は配信チケットでぜひ!
詳細と、チケットは以下よりお求めいただけます。
「生活≒日記≒作品?」#2 恋愛
日時: 2025年8月9日(土)15:00〜16:30
場所:ボーナストラック ハウス(日記屋月日の隣の建物)
今回のゲスト:葉山莉子、犬川蒔
会場定員:15名ほど
参加費:会場 2,000円 / 配信 1,500円
・現地会場での開催に加え、リアルタイム配信およびアーカイブ配信を行います。
・トーク後半では、質疑応答の時間を設けます。
◾️ 8/9 会場チケット
◾️ 8/9 配信チケット(アーカイブつき)
これが最後かもしれないくらいの貴重な機会だと思うので(もちろんお話をいただけるなら何億回でも登壇させていただきます)、ぜひひとりでも多くの方に来ていただきたいです!
話すことは得意ではありませんが、できるだけ自分の言葉で葉山さんとお話ししたいなと思っています(あと欲しい人がいるかわかりませんが、ご希望の方はサインとかもします)。よろしくお願いいたします。
最後に『アフター・アフター・アワーズ』の最新のお取り扱い状況を載せておきます。こちらも合わせてどうぞ!
・KITSUNE BOOKS(北海道・室蘭)
・曲線(宮城・仙台)
・電燈(神奈川・白楽)
・有隣堂キュービックプラザ新横浜店(神奈川・新横浜)
・twililight(東京・三軒茶屋・オンライン売り切れ)
・日記屋 月日(東京・下北沢)
・百年(東京・吉祥寺)
・バックパックブックス(東京・代田橋)
・BREWBOOKS(東京・西荻窪・オンライン売り切れ)
・本屋lighthouse(千葉・幕張)
・REBEL BOOKS(群馬・高崎)
・ON READING(愛知・名古屋)
・blackbird books(大阪・豊中)
・有隣堂グラングリーン大阪店(大阪・大阪市)
・本の栞(兵庫・神戸)
忘却すらできない、みっともない至上の愛 — ルカ・グァダニーノ 『クィア/QUEER』
考察でもなんでもない感想ですが、内容や結末について少しふれています
Well, I swear that I don't have a gun
ニルヴァーナの大ファンの父親を持つわたしは『ネヴァーマインド』ばかり流れる奇妙な家で育った。カート・コバーンがフェミニストだったことは知っているし、彼の精神性に共感を感じることはあれど、自分はこのバンドの音楽そのものはぜんぜん好きじゃなかった。
『クィア/QUEER』の主人公リーと彼の宿命の男ユージーンが出会い、ふたりの視線がはじめて交錯するシーンでかかるのはニルヴァーナ『Come As You Are』だ。わたしは生まれてはじめてニルヴァーナの音楽をいいなと感じる。見終えたあとにこの曲の歌詞について考えるとなんだか示唆的だ。「Well, I swear that I don't have a gun(おれは本当に銃なんか持ってないよ)」とか。
『オルフェ』と鏡
出会ったばかりでまだぎこちなさの残るリーとユージーンは映画館でジャン・コクトー『オルフェ』を見る。死の王女を追いかける詩人が鏡の向こう側という一線をこえ、死の世界へと足を踏み入れるシーンだ。リーはスクリーンこそ見つめていても考えるのは隣に座っているユージーンのことばかりで、彼にふれる想像をやめられない。そして『オルフェ』の詩人はリー、詩人が魅了される死の王女はユージーンのメタファーであることは明らかだ。
宿命の男は気まぐれに近づいては離れ、無邪気に微笑んだかと思えば突き放したような視線を投げる。乾いた砂塵と煙草の煙が濃厚にけぶるメキシコシティで、中年のリーはうるわしき若者ユージーンのささやかな一挙一動にとまどい、ためらい、そして滑稽に思えるほど無垢で愚直な勢いのままにひたすら突き進んでいく。まるで人生はじめての恋みたいに。
リーが何度も飲み干すテキーラによく似た強烈で痙攣的な愛、ユージーンという野蛮なる愛を前に、リーは逆らうことも逃れることもできず、やがて哀れで無力な存在となる。ふたりで酒を飲んで煙草を吸い、クスリをやり、南米まで出向き、セックスをしても孤独は常につきまとう。むしろ一緒にいようとすればするほどに強い飢えにおそわれ、さらにユージーンを求める。『オルフェ』で現実と死の世界をつなぐ道具として登場した鏡は本来はありのままの自分を映すための道具だが、リーの最も愚かな姿を映す鏡としてもユージーンは存在している。
ウロボロスの蛇
本当に昔々、わたしはグロテスクに散ってしまった恋の残滓をどうしていいかわからず、その感情が飽和した結果、好きだった人を銃殺する妄想をしたことがあった。
作中ほとんど同じようなシーンが登場した。ただこれは映画の原作者、バロウズが実際に行い、内縁の妻を銃殺して罪に問われたウィリアム・テルごっこ遊びの引用であることはわかっていた。しかし、いくらあがいても宿命の男から逃れられないリーの絶望、独占欲、苦しみに圧迫され、わたしは息ができなくなる。ふれることすらできないなら自分の記憶からもいなくなってほしい、愛が苦しみへと裏返ったことを表すようなシーンだ。そして思い出すのは冒頭で流れたニルヴァーナ『Come As You Are』の歌詞である。「Well, I swear that I don't have a gun(おれは本当に銃なんか持ってないよ)」そういえばリーは拳銃を持ち歩く習慣があることを冒頭で描写されていた。
ここで蛇が登場する。自分の尾を飲みこむ蛇はウロボロスのシンボルであり、再生、循環、永遠を意味する。妄想のなかで銃殺はしても、リーの記憶の中にいるユージーンは何度も何度もよみがえる。リーにとってユージーンはウロボロスのごとく終わりのない愛、逃れられない呪縛、苦しみと再生の循環そのものだろう。
忘却すらできない愛
烈しい銃殺のシーンののち、老いてベッドに横たわるリーに若いままの姿のユージーンがそっと寄り添う。これまでのすべてを赦しあうような静謐なシーンだが、しかしこれは明らかにリーの願望の反映だ。やはりリーにとってユージーンは生涯最大の、しかしとうてい達成されることのない大きく苦しい愛そのものだった。中年だったリーが老いて、死期が近づくほどの長い長い時間が経とうとも彼の心にはユージーンの存在と彼との記憶が鮮やかに存在していたことは予想がつく。
「僕が求めるのは 時々優しくしてくれること」というリーのセリフのように、彼が心の底から渇望していたのはテレパシーができるらしい薬草でもユージーンとのセックスでもなく、愛する人と静かにふれあい、慈愛とともに心を通わせることだったのではないか。しかしそれはもはやリーの幻想のなかでしかありえない。だからふたりが穏やかに寄り添いあっているにもかかわらず、あまりにも哀しい。なのにわたしはすべてのカオスが浄化されたような安らぎを抱かずにはいられない。誰かをひどく好きになることは滑稽でみっともないが、叶わなかったとしてもたしかに愛はある。忘却すらできないままに愛してしまう人がいる。その事実はただただ美しい。
老いたリーと若いままのユージーンがすべてを赦しあったように静かに寄り添うシーンから抜け出せず、わたしは上映後も人目を憚らずひたすら泣き続けた。感想を書いている現在も思い出しては嗚咽が出るくらいに泣いている。泣きながらこの文章を打っている。
*
『君の名前で僕を呼んで』が世界的に大ヒットしたかかわらず、その次作はなんとダリオ・アルジェントの怪作『サスペリア』をみごとに換骨奪胎した『サスペリア PART2』、最近だと『チャレンジャーズ』のようなスタイリッシュながら変態的ともいえる作品を撮っている。そんなほとんど挑発にも似た大胆不敵な精神と芸術性の両方を携えている時点で、グァダニーノが世界屈指の名監督であることは名実ともに間違いないとわたしは思っている。しかし世間的には「『君の名前で僕を呼んで』の人」どまりなのが本当にもどかしい(これはわたしが『君の名前で〜』がぜんぜん好きではなかったことがかなり影響していると思うが、公開ぶりに再見したら感じ方も変わるだろうか?)
そしてここまで書いて気づいたが、わたしはきっと思っている以上にグァダニーノに惚れこんでいる。これまで好きな監督を訊かれた際は、アキ・カウリマスキ、エドワード・ヤン、そのときの気分によってミカエル・アース、エリック・ロメール、ファスビンダーを挙げていたが、これからはグァダニーノのことも積極的に追加しようと思っている。
『アフター・アフター・アワーズ』お取り扱い書店&文学フリマのお知らせ
アフター・アフター・アワーズが世に出てからもうすぐひと月です。この日記を書いていたころは真冬で、もうこの厳しい冬の寒さの中で寝たきりになって、起き上がることができないのではないだろうかと思っていました。なのでここ最近のすっかり春、むしろ初夏の太陽を浴びるたび、あの冬の日々からずいぶん時間が経ったことを思い知らされます。
お取り扱い書店さまについて
アフター・アフター・アワーズは、現在こちらの書店さまにお取り扱いいただいています。
・twililight(東京)
・BREWBOOKS (5月半ば以降再入荷予定)
・バックパックブックス (東京)
・日記屋月日(東京/5月半ば以降入荷予定)
・本屋lighthouse(千葉/5月半ば以降再入荷予定)
・ ON READING (名古屋)
・ blackbird books(大阪/5月半ば以降再入荷予定)
・KIMAMA BOOKS(宮崎)
大変嬉しいことに売り切れている書店さまもあるようです。なので店舗にてご購入の場合は、大変お手数ですが事前にオンラインなどでチェックしていただくのがおすすめかなと思います。
文学フリマに出ます
・5/11(日)文学フリマ東京40
東京ビックサイト南1-4ホール 公式サイト
12:00-17:00
※眠たい月曜日ブックスという名義で出ます
ブース:こ17〜18
『アフター・アフター・アワーズ』¥1500
『推し絡まってハローグッバイ』¥1000
『推し絡まってハローグッバイ』は現時点で文フリのみの販売となります(余ったらBASEで販売するかも)。
駆け足ぎみの記事になってしまいましたが、この記事を読んで下さった方が本を手に取ることを願っています。よろしくお願いします。
日記祭の日の日記
運営から5日の夜にブース位置変更の連絡をもらう。自分のブースは1Fのギャラリーの壁側になった。風と雨が心配だったので屋内になってよかった。とりあえず安堵するが、悪天候ではないことをひたすら祈り続ける。わたしは日曜が晴れるのなら自分の寿命の40年50年はぜんぜん差し出せると友達に笑いながら話した。でも半分くらいは本気だった。曇天の中を潜るように下北沢へ向かっていたところで財布を家に忘れたことに気づく。
10時過ぎにボーナストラックに到着。緊張を抱えつつひとり黙々と設営し、10分弱くらいで終わる。会場は既に熱気に満ちている。期待と不安が心の奥で大きく渦巻き、昂奮で自分が心臓そのものになったみたいだった。
時間通り11時にイベントが始まって、そこから先はずっと自分にとって都合のいい夢を見ているみたいだった。たくさんの人がやってきてはブースを気にかけ、わたしの本を購入してくれた。たまたま通りがかった人、今はもうやめてしまったオタクアカウントを見ていた人、本の告知noteを見かけてやってきた人、最も多かったのがその場で立ち読みして購入してくださった人のような気がする(あとマンスーンさんしかフォローしていないのにわたしのツイートをやたらXにおすすめされるので気になって来たという不思議なルートの人もいた)。
ブルーにこんがらかっていた10代のわたしを知っている昔からの知り合い、かつて自分がどうしようもない片思いをしていた友達、大人になってから知り合ったアイドルオタクの友人たち、ここ半年くらい通っているイベントで知り合った人たちもひっきりなしに来てくれて、その人たちに会う都度、自分の人生の様々なシーンが浮かんでは流れ星のようにすっと消えていった。そしてわたしを知らない人に自分の本を渡すたび、これはあらゆる偶然が連なった先にある出会いで、同時にほとんど奇跡のような出来事であることに打ち震えるような気持ちだった。
わたしは初めて自分の人生を生きているような気分になる。ずっとどこのクラブにも入ることができなかった自分がようやくこの世界の一員になれた気分になる。四方から祝福されているような圧倒的な多幸感が猛スピードで体内をめぐり続けるのを感じながら、わたしは今とんでもなく、世界で一番と言えるくらいうぬぼれているなと思う。のぼせた頭の片隅でミランダ・ジュライの『その人(This Person)』という短編を思い出す。いつも通りに起きると突然あらゆる人に祝福される「その人」の話だ。日記祭で久しぶりに会った友人に「蒔さんの文章はほんとにミランダ・ジュライに似てる」と言われたばかりだった。
余るだろうと思って多めに持ってきた在庫はイベント終了の2時間前にすべて届ききった。むしろ気にかけてくれた人全員に行き渡っていないようだった。本の概要を説明したパネルの裏に完売と書いていると隣のブースの方に完売したんですね、おめでとうございます、と言っていただく。力が抜けたのか糖度高めのだらしない、えへへ、が漏れ出る。成人式の日にすれ違った知らないお兄さんに、成人おめでとっす!と言われたとき以来の甘ったるいえへへだった。
撤収し、外で待っていてくれた友達ふたりと合流して駅前の星乃珈琲店に行く。自分にとって初めての大きなイベントをやり遂げた達成感で感情的になっていたからか、好きなおにぎりの具の話で泣きそうになる。解散して井の頭線に乗る。すべて夢みたいだったと思う。そういえば心配していた天気もぜんぜん悪くなかったらしく、インスタグラムのストーリーには花見の写真がたくさん流れてくる。数日前、今日晴れるなら自分の寿命の40年50年はぜんぜん差し出せるとわたしは言った。そんなわけないのはわかっているが、今日の天気は自分の寿命と引き換えた結果なのだろうかと、心のどこかで考える。
春のぼやけたような空気の中を歩いていたらふと夢から醒めたような気がする。同時に考え事もしてしまって、いきなり鋭い孤独を突きつけられたみたいな心細さを感じる。でもそうだった、これがわたしの人生だった。だからこそ、今日感じたすべての感情、すべての瞬間を忘れたくなかった。日記に綴って、忘れてもいつでも思い出せるようなしなきゃと思った。この日の記憶さえあればこの先ずっと生きていけると思える日がまれにある。今日がその日であることは間違いなかった。

作った本の販売は12月の文学フリマが初でしたが、文フリ当日わたしは会場にいなかったため、今回が自分の手で直接お渡しする初めての機会でした。うまく言えませんが、出られて本当によかったなあ、というのが一番の感想です。
そして中学生のころからこそこそ日記を書いている者としては、日記を書いている人、人の日記に興味のある人がこんなにいることが不思議で、照れくさくもうれしい気持ちでした。
改めて、日記祭に来てくださった方、気にかけてくださった方、本当に本当にありがとうございました。
今後の即売会予定
・5/2(金)-4(日)ZINEの日
東長崎こころの本屋 Instagram
11:00-17:00
入場無料店主のりえさんにお声がけいただました!『アフター・アフター・アワーズ』を販売します。どこか1日わたしもお店にいる予定です。
・5/11(日)文学フリマ東京40
東京ビックサイト南1-4ホール 公式サイト
12:00-17:00
※眠たい月曜日ブックスという名義で出ます
ブースはまだ未定なので決まり次第お知らせします。オタク本こと『推し絡まってハローグッバイ』も持っていきます!
