221119

 前日夜にKと会い、餃子を食べながら恋愛やらなんやらの話で盛り上がる。わたしは傷つくことが足りないと言われて、とにかく人と会話をしろとTinderを勧められたので帰宅し、インストール。顔のわかりづらいフィルム写真にてきとうなプロフィールにして登録。一気にライクが来る。彼らはわたしのプロフィールに記載された「フェミニスト」の文字を見ただろうか?何人かとマッチし、やりとりをして寝る。

 起きてライクしてきた人を見ると、むかし好きだったYがいた。わたしとわからずライクしたのだろう。YくんTinderいるよね?この人にライクしたと思うけどこれわたしだよ、とラインをすると「知り合いがいると思ってはいたけど連絡くれるとうれしい」と返事。食事に誘ったら快諾、再来週のどこかでしようとのこと。幸先が良い。なんだかもうこれでわたしのTinderをやる意義は無くなった気がする。

 ダラダラしていたら夕方。吉祥寺に出かけ、仕事終わりのCと会う。元恋人とのあいだにあった出来事を話しているうちにわたしは彼のカウンセラー以上の存在になれなかったなと思う。Cは彼に怒っていた。子どもすぎる、甘えすぎている、と。わたしはそこで初めて彼の幼稚さに気づく。

 彼氏と別れた話をしたあとで推しや音楽や映画の話題になっていたら「あなたはいまめちゃくちゃ楽しそうだから無理に恋愛とかしなくていいんでは」と言われる。本当にそうだと思う、今はしなくていいと思うし恋愛なんてしたい人がしてればよくて、勝手に人類全員をゲームに参加させるな、という話をした。しかしわたしにはこういう思いがあるのになんで恋人のない自分に対して危機感だったり劣等感めいたものを持つんだろう?と考えたらやっぱりこんな自分にも恋愛至上主義がばりばり根付きまくっている。だから相手のいない自分がひどく損なわれた存在に思えて仕方がない。

 夜はひどく冷えた。明日は真冬用のコートを出そうと思う。

 

今日の一曲/Cigarette After Sex "Pistol"