230127 / 230206

 7時半に目覚ましをかけて起きるつもりが3時に目が覚め、そこからダラダラとNCTのメンバーと悪霊たちを倒す夢を見る。グループの中でいちばん好きなメンバーであるマークが「僕は頭が固いから一発で倒せますよ!」と笑いながら話していた。

 8時半ごろに家を出、通勤客にまぎれながら羽田へ向かう。今回はLCCではなく大韓航空で、だからなのかまわりから韓国語がよく聞こえる。ところどころ会話の内容はわかるがそれはわたしの語学力というより推察力的な何かなのだろう。飛行機の待ち時間に積読していた『女ふたり、暮らしています』のページを開く。「ひとり旅は食事を含め、すべての旅程に置いてひとりなのはもちろん、経路の選択や移動など、旅の間に発生する数多くの選択を前に、誰とも相談せず、自ら決定を下していかなければならない。」という文章があり、それがなんだかひとり旅のはじまりにふさわしいように思えてうれしい気持ちになった。今回は途中で知り合いと合流はするけど、ほとんど何もかもひとりだ。

 以上は搭乗前に書いた文章だ。このあと飛行機に乗って韓国へ赴いた。一日一日と書こうと思ったが、時間がなくてできなかった。現地は思ったより寒くはなく、むしろ東京の方が乾燥と寒さがきつかった。予定通りではない時もあったが、好きなグループのショーケースには無事に入れたし、韓国語で少しやりとりできたし、何より久しぶりの一人旅行は最高というほかなかった。わたしはこの異国で過ごす自由のために生きているのではないかと思ったくらいであり、東京に着いてなんだか無性に寂しくなって、ほんの少しだけ涙が出た。10月ぶりに見ることができた好きなアイドルは強度をたたえた美しさを放っており、あんなに進化した姿を間近で見せてもらったのだからわたしも日々ひいては人生を粛々と頑張っていこうと素直に感じた。

 いつも通りの人生に戻ってしまった。なんだか変化をつけたいのかわからないがほぼ一年ぶりに前髪を作って、気分がいい。

 

今日の一曲/TOMORROW X TOGETHER "Sugar Rush Ride"