240311 - 0317

3/11 月
旅行先での体調不良を引きずって何も食べられない。仕事用のPCが起動しなかった。強制終了からの起動や放電など調べると出てくる方法すべて試しても何も変わらずパニックになって、涙が止まらなくなった。わたしのメンタルももう限界が来ているのだと悟った。でも何がどういう方向に限界なのかがわからない。
昼過ぎにようやく起動がうまくいく。ミーティングも大丈夫だった。自覚がなかったがわたしは部署に新しい案件を持ってきていたらしく、自分のことを認めてあげようと思った、思ったけど、認めるって何、どうするの、と思った。仕事終わりに友だちから電話が来て、久しぶりにくだらないおしゃべりをした。元気が出た。ものすごく元気が出た。

 

3/12 火
起床したら頭痛、胃痛、吐き気がした。リモートワークなので多少は無理しても大丈夫だろうと思っていたが、昼過ぎにいよいよ耐えられなくなって早退する。症状などをあれこれ調べてみると胃腸炎の可能性が高かった。しばらく寝込んでいたらだいぶ調子がよくなった。万全ではないけれど、最低ではない。

 

3/13 水
ようやく身体が快方に向かっている感じ。昼休みに散歩をした。体調はよくなりつつある、だけど何かがつらい。カレンダーを見てPMDDかもしれないと思った。あと何回このしんどさが反復され続けるんだろう。
去年の夏に図書館で手続きをした鶴見済『人間関係を半分降りる』がようやく手元に来た。手続きをしたころは降りたかった人間関係が確かにあって、だからこの本が読みたかった。だけど今は特に思い当たらない。人間関係を解消したかった人たちのことはどうでもよくなった。降りたい人間関係が頭にないことの幸福さを噛み締めなければと思った。夜はカウリスマキの『ラヴィ・ド・ボエーム』を見た。映画を見るのはとても久しぶりな感じがした。うまく言えないけど映画を見ているあいだ、自分の心がすごく、俗っぽい言い方をすると、整っていくような気がした。自分が自分らしく、乱れた水面が少しずつ平静に戻っていくような、そんな感じ。

 

3/14 木
食欲などが元通りになりつつある。よかった。美容院の予約をする。夜ご飯のパスタを食べたあとはツァイ・ミンリャン『愛情萬歳』を見た。

 

3/15 金
たぶん完治した。食欲もだいぶある。久々にきつめの筋トレもできた。今日はあまり考え事もしなかったので(したけど。顔が確実に老いてきててやだなとか)(でもこれは若く美しくいるべきって思わせる社会が悪い)特に書くことがない。

 

3/16 土
美容院の予約は夕方だったが、特に家でやることがなくなんとなく落ち着かなかったので昼すぎに家を出る。気温も上がりすっかり春めいていた。あたたかい空気に慣れない。だらだら歩いていると暑さにちょっと気分が悪くなった。やっぱり寒い方が好きだ。学芸大学のBOOK & SONSで寺井奈緒美『生活フォーエバー』を買う。カフェで時間を潰す。長井短『私は元気がありません』を読む。そのあと美容院。
ずっとストレートのボブからロングを行き来していたが飽きてきたのとスタイリングがめんどくさいので思い切ってぐるぐるのパーマをかけた。担当してくれている美容師さんはこちらが10提案すると150くらいで返してくれて、その提案の内容も論理的でわかりやすいのですごく信頼している。見慣れないふわふわのシルエットになって帰宅した。新鮮!顔が明るくなってうれしい。

 

3/17 日
新しい髪型には甘めのメイクが似合う気がして、久しぶりにhinceのピンク系のパレットを出した。服装がカジュアル(というか今日はもはやジャージ)だけど髪型が軽やかなのでよくマッチしているし甘さとのバランスがトータルで取れている気がする。
吉祥寺で恋人と会う。髪型をがらっと変えたあと人と会うのがいつまで経っても気恥ずかしいので、事前に髪型を変えた旨を伝えていたがやっぱり照れくさい。カフェでお昼を食べたあと、アップリンクで『落下の解剖学』。家という小さな王国に第三者が容易に立ち入って無理やり解体することのグロさが描かれてるな、と思いながら見ていたが、この見方は正しいのだろうか。hot lawerと話題のスワン・アルローが本当にhotで困った。最近ソン・ソックと並んでわたしの中で熱いふたり。彼の家でなんとなく再生した『少林サッカー』をふたりしてまじめに見てしまう。映像表現が寺山修司みたいだった。

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ホワイトデーのチョコレートをもらった。かわいい。

今週の一曲/WENDY "Wish You Hell"