240219 - 240225

2/19 月
ここ何週間かずっと月曜日を体調不良やメンタル不調とともに迎えている気がする。いやな夢ばかり見て眠れた気がしない。ここ何週間かずっと睡眠アプリの快適度が0%なので、よくない眠りばかり貪っているらしい。

 

2/20 火
午前はほぼ使い物にならない。午後からかなり急いで仕事をした。春のように天気がよかったのに、調子が悪いからなのか人肌みたいな湿気と温度でなんだか気持ち悪かった。ふと、本屋に行って点滅社の『鬱の本』を買わなきゃと思った。誰かの鬱の話を聞かないと気持ちの均衡がもっとおかしくなる気がした。でも何を着ればいいのかわからず、一旦ルームウェアで外に出たらぬるい風が顔にのしかかってきて、ああ今日は無理かも、と後ずさりした。寝る前に飲んでいた薬が新しくなったので、それを飲む。だからなのか、うまく眠れた。

 

2/21 水
肌荒れがどんどん悪化して顔が赤く腫く、スキンケアのときは痒みも感じるようになってきたので早退して皮膚科に行く。
朝から調子がよく、昨日までのどん底っぷりはなんだったんだと思ったが、皮膚科に行って、先生に今もらっている薬がぜんぜん効かないと訴えても前と同じ薬を塗り続けてください、と言われ、それに対して何も言えなかった自分にがっかりした瞬間、今日の調子の良さは完全にかりそめだったことに気づく。
塗り薬をもらった時には完全に心がしぼんでいた。『鬱の本』を買わなきゃと本屋に行き、それらしいコーナーに行くも在庫がない。在庫検索できる機械によれば在庫ありになっている。文芸・エッセイの棚を見てもどこにもなく、ちょっとしたパニックになる。落ち着いたあとで店員に声をかけると、在庫補充したばかりでまだ棚に置いていなかったみたいです、今お渡ししますね、と本を持ってきてくれた。優しかった。本屋から出て家に帰るまでの徒歩15分が永遠に感じられた。歩いていたらどんどん不安になってきて、呼吸が激しくなり、自分の顔がゆがむのがわかった。身体は緊張で硬直しているのに同時に力が抜けてそのまま手足がびよびよに伸びていく、そんなイメージが頭に浮かび続けていた。早く家に着かないと死んでしまう。そう思いながら歩いて歩いて帰宅した。しばらく休んだあと、途中まで見たままだった『ショーイング・アップ』を見て、生活をする人々に励まされる。not in the mood|しずかなインターネットにてエッセイ的なものを更新する(よかったらどうぞ)

 

2/22 木
朝からなんだかすっきりしている。天気は悪いのに気持ちが躍っている。許されるならスキップしたい。でも昨日は途中からすごく調子が悪くなったのであまりよい方向に捉えられず、なぜこうなっているんだろうと思ったら生理が来た。なんだかこうも女性ホルモンにふりまわされまくっていると、「私」という精神よりもよほど女性ホルモンのほうが「私」のような気がしてくる。秋くらいから漢方を飲み始めて全体的には安定したものの今回は効いてないのではと思うくらいひどく、そのひどい期間を終えて結局わたしは女性ホルモンに支配された器でしかないのではと思った。

 

2/23 金
恋人と新大久保で待ち合わせ、ソルロンタンを食べる。新宿三丁目まで出てフィルムカメラのフィルムを買って(また値上がりしてた気がする)カフェを探せどどこも空いていないので、吉祥寺まで行って散歩がてらぶらぶらする。ふらっと入ったカフェのお菓子がかわいかった。

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最近恋人や友だちに会うとものすごく眠くなるのでちょっと困っている。突然体力が衰えたのではないかと心配になって調べたら、幸福感や安心感、愛情を感じた時に分泌されるオキシトシンのせいで心身がリラックスして眠たくなっているらしい。それはそれでいいことではあるのだろうけど人と一緒にいるのに眠くなるのはいやだな。彼は明日SHINeeのコンサートだそう。いいなあ。

 

2/24 土
ちょっとした買い物の日。なんとなくブックオフに立ち寄ったら自分と同じような趣味の人が大量に本を売ったようで、ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』チョン・イヒョン『優しい暴力の時代』など自分の家にもある本がたくさん。パク・ソンウォン『都市は何によってできているのか』を買った。

 

2/25 日
一日中冷たい雨。ネットフリックスで松井大吾『手』を見て、だらだらする。PMDDの期間は終わったのになんとなく気が重かったので、これが本来自分が持っているほんとうの憂鬱なのだろう。山崎まどかの映画のエッセイを読んでいたら大人になれない大人を描いた映画に関する文章が多く、いちいち自分みたいだった。わたしはいい大人なのにいまだに思春期の暗くて長いトンネルを抜け切れていない気がし、そんな自分に対して常に恥を感じ、腹を立てている。同世代どころか歳下までみんな自分より落ち着いてきちんとした大人みたいだ。この前見た『ボーはおそれている』は母に成長を抑圧され子どものまま中年になった男性の悲喜劇だったが、わたしは誰にも抑圧されていないのにうまく成長しなかった、そんなことばかり考えてたら一日が終わったので、週末にひとりで家にこもるとろくでもないことしか考えないなのでよくないなと思った。


今週の一曲/Claire Rousey "head"