7/29 月
朝の4時ごろに目が覚めてしまい、なかなか寝つけないので久しぶりに短歌をやる。秋の文学フリマに出ることになっているので追加でアイドルの短歌本でも簡単に作るかとあれこれ考える。仕事は久々にうまくいった。
君の住む街の匂いとあの光知らぬ人生もあったことを
7/30 火
若林理央『母にはならないかもしれない 産まない女のシスターフッド』を読みながら、最近の自分の変化について考えていた。わたしもこの本に出てくる女性のように子どもは産みたくないと思っていた。自分の世話で精一杯だしお金もないし趣味が大事だし、産んで育てるには最悪な国と世界だし。そして何よりも自分の気質を遺伝させたくなかった。わたしはADHDとADDを持っていて、それは子どもに遺伝する確率が少なからずある。わたしはこの特性のせいで小さな頃からずっとしんどくてつらくて常に死にたかった。わたしを産んだ親のことが今でも恨めしく思うことがある。自分と同じような存在がいたら哀れな子どもになりそうなので、絶対に産みたくなかった。積極的に。でも最近は自分に産むかもしれない選択肢が存在しつつあるのを感じる。
少し前に生理が来ず、それは結果的に生理不順だったわけだけど、いつもほぼ予定通りに来るので、数日ずれただけでも妊娠した可能性を思った。今の恋人とのあいだに子どもができたらなんて素敵だろうと素直に思い、そんな自分に驚いた。それ以降、「産まない」しかなかった自分の選択肢に「産んでもいいかもしれない」が追加されている。しかしその気持ちの根底にはきっとマジョリティへの願望がある。子持ち女性は子なし女性と比べて圧倒的にマジョリティだ。少なくとも自分にとっては。わたしは産まれる子どもの幸せより自分が生きやすくなることばかり考えている自分勝手な人間なのだろう。だから産まないほうがいいのかもしれない。
7/31 水
仕事のあとで池袋に行き、週末のコンサートのチケットを受け取る。席はこの前の東京ドームと比べたらぜんぜんよくない。でも新幹線や飛行機に乗って遠くに行ってコンサートを見ることが好きすぎるので座席なんかどうでもよかった。今日で7月が終わってしまうことに愕然とした。まばたきのような速度で月日が過ぎて行く。
8/1 木
体重計に乗ったらまた太ってしまっていた。太ったといえどまだ平均に満たない重さではあるが、わたしはわたしの身体が本当に恥ずかしい。服をうまく着れないことが恥ずかしい。ずっと痩せてることしか取り柄がなかったのにそれを失ったことが恥ずかしい。筋トレや有酸素運動もして、食事も気を遣っているのにまったく結果に出ないことが恥ずかしい。
8/2 金
仕事のあとで下北沢に出て、彼とカレーを食べる(ダジャレみたいになってしまってなんか嫌だ)。19時ごろに下北沢に向かう電車に乗っていたが、明らかに前よりも空が暗くなるのが早まったいて少し寂しくなる。金曜の夜なのに下北沢はどこか人が少ない。みんなどこにいるんだろう。またわたしばかりひとりで一方的にべらべらと喋っていた気がする。去年くらいに自分のこの癖がすごく心配になって、彼にわたしは一人で喋りすぎる癖がある、と言ったら自分は人の話を聞くのが好きだから全然気にしていないと言ってくれた。でも本当にしょうもなくてつまらない話がとまらないので、あとからひとりで反省会ばかりしている。
8/3 土
彼は熱がありそうと言った。計ったら37.8あったらしい。近くのコンビニにポカリスウェットやウィダーなどを買いに行く。朝の8時ごろだったのに既に日差しがじりじりしていた。彼に買ったものを渡して、一緒にいてほしいか一人でいたほうが気遣わなくて楽か訊くとどっちでもいいけど、たぶんこうして1日寝てるから暇になると思う、と言われ、自分の用事があったので10時ごろに家を出て、渋谷へ。暑いけど湿気がないので楽かもしれない、と思ったあたりなんだかもう昨今の異常な暑さに慣れすぎている。早寝して明日は早起きしないといけないので買い物のあとで帰宅したが、はたしてわたしは彼のところで看病しなくていいのだろうかと思った。とはいいつつ発熱だけらしいので看病と言えるほど特にやることはないんだけど。自分が同じ状況ならひとりでいたいかもしれない。
イベント前の恒例行事ことネイルチップ。今回は控えめに。でもラメがかわいい。
早起きするために9時前に眠ったが、睡眠導入剤を飲んでいるのに寝つきが悪く、眠れても一時間や二時間おきに目がさめてろくに眠れない。体力が持つかどうか、明日への心配がひたすら募っていく。
8/4 日
コンサートの日。12月の文学フリマでアイドルにまつわる何かしらを出すのでそこにコンサートのことを書こうかなと思っている。とりあえず写真だけ載せる。とても楽しかった。
今週の一曲/ゆっきゅん "ログアウト・ボーナス"