220705

 いつもは太陽が昇る前に起きて走っているが、今日は4時に目が覚めた。既に空はペールトーンに変わっていたので日焼け止めを塗って外に出る。ケイティ・ペリーの”Teenage Dream”のアートワークを思い起こさせる雲の色と質感だった。今日の空気はなんだか特に澄んでいる気がして、大きく息を吸った。

 

 復職してから毎週火曜は午前で退勤することになっていて、こんなにも体調は良くなっているのにすぐに伸ばせないのがもどかしい。

 仕事のあとは近所で『ベイビー・ブローカー』、渋谷まで出て『リコリス・ピザ』を見るかさんざん悩んだあとで後者にする。渋谷は雨だからか平日だからか人が少なかった。

 映画はポール・トーマス・アンダーソンらしく妙ちきりんながらまっすぐな愛の話で、その奇妙さのせいなのかロサンゼルスの雰囲気のせいなのか、作品全体に心地よいグルーヴのような抑揚がもたらされていたように思う。アラナがゲイリーの幼稚さにうんざりしつつそこに強烈に惹かれる様子が絶妙だった。ハイム姉妹(父、母役も?)がみな自然に出演していたのもうれしい。

 

帰りになんとなく寄ったbounjour recordでLa MansoのTシャツを購入。ミニサイズとのことだが着てみたらジャストサイズで、ピチピチになりすぎなくて安心。しかし気圧のせいか頭痛がしたので、帰宅してから少し横になって休んだ。